| GREATEST FLIX/〔グレイテスト・ヒッツ〕 東芝EMI WK048−3014H(1991年購入) | |
![]() | 僕はもともとクイーンの音が聴きたいファンでしたので、レコードはたくさん集めましたが、ビジュアルの方は全くと言っていいほど手を出さず、現在所有しているビデオのほとんどはフレディの死後買ったものです。 で、やはりクイーンのビジュアルなら僕はライブ映像よりビデオクリップの方が好きですね。80年代以降、ミュージシャンは皆ビデオクリップを作るのが当たり前になり、クイーンは音楽のみならず映像感覚にも優れたミュージシャンであることを証明しましたが、このビデオクリップ集第一弾を見ても、この時点でその才能が発揮されていることが分かります。「ボヘミアン〜」はもちろんですが、個人的にはちょっと寒そう(笑)な「永遠の翼」が好きですね。 |
| GREATEST FLIX U〔グレイテスト・ヒッツVOL.2〕 東芝EMI TOVW−3098(1991年購入) | |
![]() | 80年代以降、クイーンは次々とビデオクリップの傑作を世に送り出すのでした。ライブでの定番となった「Radio Ga Ga」の頭の上で手を鳴らすポーズ、一部では顰蹙も買った「ブレイク・フリー」の女装&妖しげな舞踏、などはファンでなくても印象的だったでしょう。個人的に好きなのは、フレディがマジシャン、他の3人が浮浪者になる「カインド・オブ・マジック」、ゲームみたいな「インビジブル・マン」、列車の上での演奏シーンがカッコいい「ブレイクスルー」、子供のモノマネによる「ミラクル」、粘土の人形が幻想的に踊る「イニュエンドゥ」、その他「ヘッドロング」「狂気への序曲」など、どれをとっても素晴らしいです。音楽とビジュアル、思えばこの2つでクイーンは群雄割拠の80年代を生き抜いて行ったのでした。 |
| GREATEST FLIX V〔グレイテスト・ヒッツV〜フレディ・マーキュリーに捧ぐ〜〕 東芝EMI TOVW−3316(2000年購入) | |
![]() | ここいらになると、もうネタも尽きてるだろうと思うのですが、とにかくCDに続き『グレイテスト・ヒッツV』のビジュアル版な訳です。フレディの死後に発表されたビデオ作品は、大抵が在りし日のフレディを偲ぶ、みたいな内容になっていて感傷的なのがどうも嫌です。生前に撮っていた「輝ける日々」などは素直に泣けるのですが...。結局、音楽も映像も、フレディがいなくなってしまったクイーンはどうも出来が良くないのです。残された3人もファンも、クイーンというかフレディの想い出にすがるのはやめて、新たに出発した方が良いのではないでしょうか。 |
| MAGIC YEARS VOLUME ONE〔栄光の軌跡VOL.1〕 東芝EMI TT50−1224HI(1992年購入) | |
![]() | いわゆるヒストリー物で、3巻セットの第一弾です。こういうのは割と好きで、クイーン以外でもいくつかのバンドのヒストリービデオを見ましたが、仲々面白い物が多いです。で、このVOL.1は関係者へのインタビューやビデオクリップなどを見ながら、クイーンの歴史を振り返る内容になっています(このビデオが制作されたのは1987年なので、この中でいう現在とは1987年のことです)。メンバーの若かりし頃の写真や映像には感激。また、インタビューに意外な大物(例:ジェフ・ベック、ポール・マッカートニー等、VOL.2にはフィル・コリンズやキース・リチャードも)登場するのも驚き。1974年レインボーでのライブ映像もあり、ファンならずとも飽きさせない内容です。後半の「ONE VISION」のレコーディング風景も大変興味深いものになっています。 |
| MAGIC YEARS VOLUME TWO〔栄光の軌跡VOL.2〕 東芝EMI TT50−1225HI(1992年購入) | |
![]() | さて、このVOL.2では、ライブ映像を見ながらクイーンの歩みを追うという内容です。とにかくお宝映像てんこ盛り、特に70年代の映像にはただ涙。いきなり、1975年の初来日の映像からスタートし、この時の武道館、1976年のハイドパークでのフリー・コンサート、1977年のアールズ・コートなどは是非ライブCDを出して欲しい所です。各国のTV番組に出演した時の映像も仲々面白く、ファンにはこちらのほうが満足度高いかも。しかし、なんといっても目玉は初来日の時の映像で、空港で彼らを待つファンの姿、記者会見、雑誌で目にしたことのある日本庭園でお茶会を経験するクイーン等々もうたまりません(笑)。家宝にしたいビデオです。 |
| MAGIC YEARS VOLUME THREE〔栄光の軌跡VOL.3〕 東芝EMI TT50−1226HI(1992年購入) | |
![]() | ヒストリービデオのVOL.3は(この時点での)クイーンの最近の姿を追った物で、1985年のライブエイド及び翌1986年のマジック・ツアーの映像でまとめられています。ドキュメンタリーって趣ですね。VOL.1,2と違い、過去を振り返るのではなく、現在を見せている訳ですし。ラストには「クイーンはまだまだ前進する」というナレーションも入り、実際のクイーンの結末を知っている今見ても、バンドの輝かしい未来を想って熱くなってしまいます。マジックツアーの映像もステージ、楽屋など盛り沢山ですし、間に挿入されるメンバーのコメントもいちいち感動的で(「若いバンドには負けたくない」「ベストのメンバーでバンドを組めるなんて、一生に一度あるかないか」「ミュージシャンを辞めても音楽は捨てない」等々)、本当にクイーンは素晴らしいバンドだった、ファンで良かった、と改めて感じさせられる内容です。 |
| RARE LIVE〔レア・ライブ〕 東芝EMI TOVW−3049(1990年購入) | |
![]() | タイトル通り、レアな映像満載のライブビデオ。これはファンなら大満足でしょう。クイーンのライブ映像で市販されている物はほとんどが80年代の物で、70年代のまだ貴公子然としていたクイーンの雄姿は仲々見ることは出来ないのですが、このビデオはデビュー直後の映像も含め70年代の彼らが見られる貴重な物です。ただ、あまり多くはないのですが。しかし、「ライアー」「ストーン・コールド・クレイジー」など初期のレパートリーを演奏するクイーンはやはりカッコいい。フレディも細かったなぁ(笑)。クイーンの数あるライブビデオの中で、一本だけ買うなら迷わずこれ、でしょう。 |
| LIVE IN JAPAN〔ライブ・イン・ジャパン〕 アポロン APVG−4004(1992年購入) | |
![]() | 1982年11月の西武球場でのライブ映像です。この頃、僕は割と会場の近くに住んでいたのですが、電話で問い合わせたらチケットは残ってない、と言われて諦めた記憶があります。このビデオについては、収録曲はこの当時の彼らの定番ばかりですが、「手をとりあって」が収録されているので買いました。 この年、『ホット・スペース』が発表されて賛否両論を巻き起こしていましたが、この時のライブでは『ホット・スペース』の曲もやっていたらしいので、そこいらも収録して欲しかった所です。前述の『栄光の軌跡』にちらっと「ステイング・パワー」をやっている映像が入るのですが(場所は違います)、ジョンがギターを持っていたように見えたのですけど、錯覚でしょうか? |
| LIVE IN RIO〔ロック・イン・リオ〕 東芝EMI TT48−1263HI(1992年購入) | |
![]() | のべ約200万人を動員したといわれる1985年のブラジルはリオで行われたイベント「ロック・イン・リオ」に、クイーンが出演した時のライブ映像です。画面がちょっと暗い感じですが、演奏は最初っからテンション高くて、カッコいいです。このイベント、10日間に渡って開催され、クイーン以外にも大物アーティストがたくさん出演したとのこと、列挙するとアイアン・メイデン、スコーピオンズ、ホワイトスネイク、AC/DC、ゴーゴーズ、ニナ・ハーゲン、B−52’s、オジー・オズボーン、イエス、ジェイムズ・テイラー、アル・ジャロウ、ジョージ・ベンソン、とブラジルでの人気投票を元に選ばれたという豪華な顔ぶれです。これなら、ブラジル人でなくても熱狂するよな。 |
| WE ARE THE CHAMPIONS FINAL LIVE IN JAPAN 〔伝説のチャンピオン ファイナル・ライブ・イン・ジャパン〕 BMGビクター BVVP−79(1993年購入) | |
![]() | 僕が唯一クイーンを見たのが1985年5月の武道館でした。そのクイーンとしては最後の来日になってしまった時の映像がこれです。もっとも、収録された場所は僕が見た武道館ではなく、代々木オリンピックプールですが。しかし、当然のことながら武道館とほとんど同じ構成ですので、場所は違えど感傷にひたるには十分です(笑)。 この頃のクイーンのライブって、始めの方はバランスも良くないし、ノリも今いちなんですが、後半にかけて何故か段々盛り上がってくるのです。不思議なことにその頃にはバランスも良くなって最高なんですが。曲のせいでしょうか、僕の友人はクイーンのライブは後半が面白い、と言ってビデオ見てても前半はほとんど寝てました(笑)。 |
| CHAMPION OF THE WORLD〔メイド・イン・ヘブン−伝説のチャンピオン−〕 東芝EMI TOVW−3224(1995年購入) | |
![]() | CD『メイド・イン・ヘブン』と同時に発売されたヒストリービデオです。以前に発売された『栄光の軌跡』全3巻を編集して、それにフレディが亡くなるまでを追加した物と思えば良いでしょう。『栄光の軌跡』全3巻を持ってない人には丁度良い内容になってますが、既に買ってた僕のような者にとってはどうでもよいと言えなくもないです(笑)。 スマイル時代の映像がわずかながら見られます。ファンにとって最大の収穫ではないでしょうか。どうも、フレディ死後のリリース作品については否定的になってしまいまして、すみません(笑)。 |
| THE ROCK CINEMA−MADE IN HEAVEN 〔ザ・ロック・シネマ/メイド・イン・ヘブン〕 東芝EMI TOVW−3252(1997年購入) | |
![]() | アルバム『メイド・イン・ヘブン』収録曲のビデオクリップ、ではなく各々の曲をそれぞれ違う監督が映像化した作品集です。ショートフィルムって呼ぶんですか。映画祭にも出品されたとかで、結構評判になったようですが、僕の見る限り面白いのもあればそうでないのもあります。「レット・ミー・リブ」「ユー・ドント・フール・ミー」は後に発売された「グレイテスト・ヒッツV」にも収められました。「マザー・ラブ」が『エイリアン』みたいなSFチックな作品になってるのには驚かされましたね。 |