9月にめでたくリマスターされたアルバムの発売が決まったことを記念して、カバーという視点からビートルズを語ってみたいと思います。
○ACROSS THE UNIVERSE ビートルズというより60年代をテーマにしたミュージカルといった感じの映画のサントラ。当時の世相(ベトナム反戦、黒人暴動など)を見せながら、そこにセリフとしてビートルズが見事にからむのがとてもいい。(個人的にはLet it Be, Revolutionがお気に入り) また、登場人物や場面にビートルズフリークなら思わずにやりとするネタがたくさんある。(ルーフトップコンサートもあります) ○I AM SAM ビートルズマニアの父親と子どもが織り成すヒューマンドラマ。「Two of Us」というマイナーな曲をメインにして、ストーリーが展開されていく。サムの娘に対する愛情に答えるように曲も素晴らしい演奏になって、ビートルズの魅力を伝えてくれる。(ベン・ハーパーの「Strawberry Fields Forever」が個人的にお気に入り) ○BACK BEAT デビュー前のエピソード満載のサントラ。オリジナルはないが、キャバーンでのライブを聴いているような感じになる。公式録音されていない曲(Carol, C'mon Everybodyなど)もあってロックバンドとしてのビートルズの魅力を伝えてくれる。 [番外編]in My Life(ベット・ミドラー) 「For The Boys」で歌われていた曲。ベット・ミドラーの歌唱力はもちろん、映像がとても素晴らしく印象的。映画もいいのでみていただきたい。 |
MFCオーナーの感想 |
ロッキン’ソウルさん、投稿ありがとうございました。アップが大変遅くなりまして、申し訳ありません。実は、頂いた投稿のタイトルが文字化けして読めなかったため、連絡を取ろうにも出来ず、今になってしまったという次第です。仕方ないので、タイトルは僕の方でつけさせて頂きました。もし、これを見ていらしたら、MFCオーナーまで連絡下さい。 さて、9月なんですね、ビートルズのリマスター盤発売は。現在出ているCDは、リマスターはされてないのだそうで、ちょっと意外でした。ビートルズの英国版オリジナル・アルバムがCD化されてから、早いもので22年になりますが(!)、当時の感覚でも非常に音の良いCDだったので(今でもそう思います)、てっきりリマスター済みなのかと思ってました。一通り持ってるし、おそらく僕は買わないと思いますが、楽しみにしてる人は多いでしょうね。 さて、ビートルズカバー、それもサントラからという切り口は、今まであったようでなかったようで、新鮮ですね。ロッキン’ソウルさんが挙げておられる3本、実は『バックビート』しか見てません^^; 『アイ・アム・サム』はサントラ持ってます。その程度ですいません^^; 『アイ・アム・サム』サントラであり、いわゆるオルタナ系ミュージシャンによるカバー集でもある訳ですが、全編アコースティックな雰囲気で統一されてるのがいいですね。そのせいか、定番とはやや違う曲が目立つのが、個人的にはツボでした。ベン・ハーパーもいいですが、シェリル・クロウ、ルーファス・ウェインライト、バインズ、あたりも捨て難いです。 『バックビート』は映画はフェイバリットです。劇中のビートルズの演奏のアフレコを担当したのは、デイブ・パーナー(ソウル・アサイラム)をはじめとするオルタナ系ロッカー達だったそうですね。権利関係か、ハンブルグ時代の物語であるせいか、オリジナル曲はありませんでしたが、ライブ感溢れる素晴らしい演奏でした。プロデュースはドン・ウォズだったそうで、なるほど、という感じがしたものです(笑) 『アクロス・ザ・ユニバース』は映画も見てないし、サントラも未聴ですが、面白そうですね。ベット・ミラーの「イン・マイ・ライフ」も未聴ですが、いずれ聴いてみたいものと思ってます。 という訳で、ロッキン’ソウルさん、ありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします。 |