我が国が世界に誇れる文化に漫画やアニメがある。
漫画やアニメなんて子供が見るものだと決めつけている人も多いと思うがそれは間違っていると思う。 大人が見たって面白い作品は多数あるし、事実昭和40年代後半には当時の社会問題をテーマにしたエピソードを持つ作品がたくさんあり、当時は何となく見ていた作品も改めて見てみるとそのハードな内容に驚かされることもしばしば。 ま、作品はともかくとりあえず一度耳にしたら忘れられない印象的なメロディを持った名曲がたくさんあるのでジャンル別、年代別に紹介していきたいと思う。あ、物は投げないで。(笑) と、言うことで新シリーズ第1回目は男性諸氏には禁断の園であった「魔法少女」シリーズを順に私の知っている範囲で紹介する。東映がシリーズ化したヤツですね。 「それは違うだろぅ」「あれがない」「これがない」というのもあるかもしれないがそのへんはご容赦願いたい。 ちなみに私はロ○○ンではありませんので。(笑) 最近の美少女アニメとかゲームは一切興味ないし。。。 それからオープニングはOP、エンディングはEDと表記してあります。 アニメ関連の動画は速攻で削除されることも少なくないので見られないこともあるので悪しからず。 『魔法使いサリー』(昭和41年) 全109話 原作 : 横山光輝「りぼん」連載 国産魔女っ子アニメ第1号であり初の少女向け作品でもある永遠の名作。 何度も再放送されていることから男でも見ていた人は多いハズ。 後年新作(リメイク版ではない)も作られているので幅広い年代に愛されている正にジャパニーズ魔法少女の金字塔である。 小学生なのにおばさんパーマだとか足首のない通称「サリーちゃん足」だとかネタにされることも多いのだが。 りぼん連載時のタイトルは当初「サニー」であったが、「サニー」の商標権を持っていたソニーから許可が下りずに「サリー」に変更になったのは有名な話。 OP 「魔法使いサリーのうた」/スリーグレイセス (白黒 : 1〜17話) http://jp.youtube.com/watch?v=7lKmGRRbM9s&NR=1 ED (第1期)「魔法のマンボ」/前川陽子 (白黒 : 1〜17話) http://jp.youtube.com/watch?v=RB0cIyQi5lE&NR=1 OP 「魔法使いサリーのうた」/スリーグレイセス (カラー) http://www.youtube.com/watch?v=6Bis8sD7AYc&feature=related ED (第1期)「魔法のマンボ」/前川陽子 (カラー) http://jp.youtube.com/watch?v=-l-MmQTsEUw&NR=1 ED (第2期) 「いたずらのうた」/朝井ゆかり、野沢雅子、加藤みどり、千々松幸子、平井道子 http://jp.youtube.com/watch?v=YI7nflOW9VM&NR=1 ED (第3期) 「パパパのチョイナのうた」/水垣洋子 http://jp.youtube.com/watch?v=qR3-sPGzA-I&NR=1 『ひみつのアッコちゃん』(昭和44年) 全94話 原作 : 赤塚不二夫「りぼん」連載 「サリー」の後番組となったのは「おそ松くん」「バカボン」で知られるギャグの王様、赤塚不二夫昭和37年発表の「秘密のアッコちゃん」であった。 まぁ、売れない頃は少女漫画ばかり描いてた人だから不思議ではないけど。 原作を読んだ人はあまりいないと思うが、アッコちゃんの顔が「おそ松くん」のトト子ちゃんとダブってしまうのと鏡がコンパクトではなく等身大となっているので違和感を覚えたのは私だけではないハズだ。(笑) 後からコンパクトに変わったと記憶するが。。。 しかしコンパクトを使って何でも望むものに姿を変えられるという設定は当時の少女たちに大人気となり 「サリー」以上にヒット、以後変身がスタンダードとなり後続の作品に大きな影響を与えた。 後年「サリー」より先にリメイク版が作られるがアッコちゃんの性格が変えられてしまったのが残念であった。 OP 「ひみつのアッコちゃん」/岡田恭子 http://www.youtube.com/watch?v=DlLonediaQs&feature=related ED 「すきすきソング」/水森亜土 http://www.youtube.com/watch?v=5kcZ3n_GMws&feature=related 『魔法のマコちゃん』(昭和45年) 全48話 原作 : 浦川しのぶ (とあるがこれは東映動画のオリジナル企画)「少女コミック」(泉誠子・画)他連載 「サリー」「アッコ」に続く東映魔女っ子シリーズ第3弾。が、これは前2作とは違って漫画原作がないもので、東映動画のオリジナル作品である。 アンデルセン童話の「人魚姫」を下敷きにしたもので恋愛を取り込んで視聴者の年齢を高めにしたものの前作ほどのヒットには遠く及ばず。公害など当時の社会問題をテーマにしたエピソードが結構あるためかどことなく翳りがある作品でもある。時代だなぁ・・・。 失敗作とも捉えられがちな本作だが、マコちゃんに憧れるマセガキを数多く生み出したのも事実である。(爆) OP 「魔法のマコちゃん」/堀江美都子 http://www.youtube.com/watch?v=MvN8imSelL0 ED 「ぼくはマコについてゆく」/堀江美都子 http://jp.youtube.com/watch?v=aURetvzGY9g&NR=1 『さるとびエッちゃん』(昭和46年) 全26話 原作 : 石ノ森章太郎 (「おかしなおかしなおかしなあの子」改題 )「少女フレンド」「なかよし」他連載 「マコ」の後番組となった東映魔女っ子シリーズ第4弾。 「これのどこが魔法少女なんだ!!」という怒りの声も聞こえそうだが、まぁ、無理もない。 主人公は魔法使いではなく、猿飛佐助の子孫で小学生ながら人並みはずれた運動能力の持ち主という設定。 従来の作品と比較しても絵柄、内容ともに少女向けではなくなっている。 が、特筆すべきは人間の言葉を話すペット(ブク)が登場し、以後スタンダードとなり後続の作品に与えた影響は大きい。 あと野村道子 (テレ朝版「ドラえもん」の静香ちゃんでお馴染みの声優) が主人公を演じる唯一の作品。(多分・笑) OP 「エッちゃん」/増山江威子 http://jp.youtube.com/watch?v=7WSX_6It0y8&NR=1 ED 「エッちゃんが好きや」/熊倉一雄 (ブク役の永井一郎ヴァージョンもあり) http://jp.youtube.com/watch?v=F7_Qco04Jw0&NR=1 『魔法使いチャッピー』(昭和47年) 全39話 原作 : 東映動画企画「少女フレンド」(エンゼル松本・画) 他連載 「エッちゃん」の後番組となった東映魔女っ子シリーズ第5弾。 対象年齢を引き上げたのが結果的に災いし結果的に視聴率低迷となったシリーズの原点回帰を目指した作品。 キャラクター設定も「サリー」に酷似しているためかかなり印象が薄いようでサブキャラのパンダのドンちゃんしか覚えていない人も多いようだ。(笑) しかし最終回は強烈だったなぁ。。。 OP 「魔法使いチャッピー」/シンガーズ・スリー http://www.youtube.com/watch?v=3dOXf4-Gei4&feature=related ED 「ドンちゃんのうた」/富田耕生 http://www.youtube.com/watch?v=lWgoaZyAMxU&feature=related 『ミラクル少女リミットちゃん』(昭和48年) 全25話 原作 : 永島慎二、斉藤ひろみ(ひろみプロ) 「少女コミック」(美紀かおり・画)他連載 「チャッピー」の後番組ではなく間にSFの「バビル二世」を挟んで登場となった東映魔女っ子シリーズ第6弾。 シリーズの流れを汲む作品だがこれは魔法使いではなく、事故で重傷を負った主人公がサイボーグとなる ハードな内容。重苦しいキャラクター設定、シリアスなエピソードが万人受けするハズもなく短命に終わったのが残念。 OP冒頭のナレーションは2種類あり最初のものはごく初期のもの。 作者の1人である永島慎二が自ら描いた作品は存在しない。 OP 「幸わせをよぶリミットちゃん」/大杉久美子 ED 「センチなリミットちゃん」/大杉久美子 http://www.youtube.com/watch?v=3lods50mNdg 『キューティー・ハニー』(昭和48年) 全25話 原作 : 永井豪とダイナミックプロ 「週刊少年チャンピオン」「冒険王」他連載 これまた「どこが魔法少女じゃっ!!」の声が聞こえてきそうだが、東映の製作ということと私の所有するCD「魔法少女大全集」に収録されていることからも仕方があるまい。(も、持ってるんかいっ!!・自爆) 主人公はアンドロイドで全裸での変身シーンが大いに話題となったが、少年期に親と一緒に見ていて気まずい思いをした男性諸氏はゴマンといることだろう。(笑) 主題歌はアニメ史上もっとも有名な曲の1つであり超名曲である。 アニメ自体も素晴らしい出来なので全話見て欲しいものだ。 OP 「キューティー・ハニー」/前川陽子 http://jp.youtube.com/watch?v=THxOIeT94f4&NR=1 ED 「夜霧のハニー」/前川陽子 http://jp.youtube.com/watch?v=MWDkWoEq3Y4&NR=1 『魔女っ子メグちゃん』(昭和49年) 全72話 原作 : ひろみプロ 小学館各学年誌他連載 「リミット」の後番組となった東映魔女っ子シリーズ第7弾にして最高傑作の呼び声が高い。 これまでになかった強烈なライバル、ノンと魔界の調査官チョーサンの登場が起爆剤になっている他、メグのランジェリー姿や過剰ともいえるパンチラ(こらっ)は間違いなく男性視聴者をターゲットにしている。 前川陽子の主題歌やOP動画も秀免。この傑作を残して東映魔女っ子シリーズは一旦幕を降ろすことになる。 OP 「魔女っ子メグちゃん」/前川陽子 http://www.youtube.com/watch?v=Qj6jFPqxHZk&NR=1 ED 「ひとりぼっちのメグ」/前川陽子 http://jp.youtube.com/watch?v=Z2JX8lLGYaE タイトルに「其の壱」とあったがもしかして続編があるのか〜〜ッ!!(笑) |
MFCオーナーの感想 |
イアラさん、新シリーズ投稿ありがとうございます。今後の展開が実に楽しみです(笑) しかし、ここに並んだアニメたちを「魔法少女」シリースと呼ぶとは、今の今まで知りませんでした。言われてみれば、一時期こういう不思議な力を持った少女たちを主人公にしたアニメって、多かったですね。遠い記憶ですが^^; この中で常に見ていたのは、実はほとんどありません。当時から超メジャーだった『魔法使いサリー』や『ひみつのアッコちゃん』も、見た事はありますが、毎回ではありませんでした。『さるとびエッちゃん』も、一回か二回見たかな^^; その他は、多分一度も見た事ありません。さすがにタイトルは知ってましたが。 実際、イアラさんが紹介してくれたYouTube動画を見て、こういう絵なんだ、と今さらながら感心したのもあります。『マコちゃん』とか『チャッピー』とか『リミットちゃん』とかですね(笑) 当然、主題歌も知りません。ま、懐かしいという感じではなく、全く未知のモノを見る感覚な訳ですね。 各作品のクレジットを見ていて、意外と知ってる声優が多いのが驚きでした。30年以上も活躍してる人もいますね。 という訳で、知らないもんで、大した事もかけなくて申し訳ない^^; タイトルが「其の壱」なんで、当然第二弾もあるのでしょうけど、ついていけるかどうか不安です(爆) と、これにめげず、次回も引き続きよろしくお願いしますね^^ |