1992年
この年の年間ランキングではシングルがボーイズ II メンの「エンド・オブ・ザ・ロード」が、アルバムがガース・ブルックスの「アメリカの心」がそれぞれ首位を獲得。 「エンド・オブ・ザ・ロード」はこれまで55年以降では、77年にデビー・ブーンが記録した「恋するデビー」の10週間、同じく81年にオリヴィア・ニュートンジョンが記録した「フィジカル」の10週間という1位記録を更新する、13週間を記録した。(エルヴィス・プレスリー56年の「冷たくしないで」が11週間の説もあり) ところが年末に発売されたホイットニー・ヒューストンの「オールウェイズ・ラブ・ユー」がこれを上回る14週間を記録したため、わずか3ケ月ほどの記録保持となった。 以後毎年のように10週間以上1位を記録するシングルが生まれるようになる。 それから、デビューから5曲連続1位を続けていたマライア・キャリーは第6弾シングル「キャント・レット・ゴー」が2位止まりだったために新記録はならなかった。 この年の主なヒット曲とアルバムは次の通り。 シングル エンド・オブ・ザ・ロード/ボーイズ II メン 1位 他にグッバイ・トゥー・イエスタデイ 2位 ベイビー・ガット・バック/サー・ミックス・ア・ロット 1位 ジャンプ/クリス・クロス 1位 セイブ・ザ・ベスト・フォー・ラスト/ヴァネッサ・ウィリアムス 1位 ベイビー・ベイビー・ベイビー/TLC 2位 他にエイント・2・プラウド・2・ベッグ 6位 ホワット・アバウト・ユア・フレンズ 7位 ティアーズ・イン・ヘブン/エリック・クラプトン 2位 アンダー・ザ・ブリッジ/レッド・ホット・チリ・ペッパーズ 2位 オール・4・ラブ/カラー・ミー・バッド 1位 トゥー・ビー・ウィズ・ユー/ミスター・ビッグ 1位 ブラック・オア・ホワイト/マイケル・ジャクソン(前年の発売) 1位 他にリメンバー・ザ・タイム 3位 イン・ザ・クローゼット 6位 エイキィ・ブレイキィ・ハート/ビリー・レイ・サイラス 4位 アイル・ビー・ゼア/マライア・キャリー 1位 他にキャント・レット・ゴー 2位 メイク・イット・ハプン 5位 ノーベンバー・レイン/ガンズ&ローゼズ 3位 マイ・プレイ・グラウンド/マドンナ 1位 他にエロティカ 3位 僕の瞳に小さな太陽/ジョージ・マイケル&エルトン・ジョン 1位 他にトゥー・ファンキー(ジョージ) 10位 ザ・ワン(エルトン) 9位 スメルズ・ライク・ティーン・スピリット/ニルヴァーナ 6位 ミステリアス・ウェイズ/U2 9位 他にワン 10位 ザッツ・ホワット・ラブ・イズ・フォー/エイミー・グラント 7位 他にグッド・フォー・ミー 8位 ボヘミアン・ラプソディ/クイーン 2位 アルバム エイキィ・ブレイキィ・ハート/ビリー・レイ・サイラス 1位 トータリー・クロス・アウト/クリス・クロス 1位 ウィ・キャント・ダンス/ジェネシス 4位 アドレナライズ/デフ・レパード 1位 アンプラグド/エリック・クラプトン 1位 果てなき野望/ガース・ブルックス 1位 ウェインズ・ワールド/オリジナル・サウンドトラック 1位 サザン・ハーモニー/ザ・ブラック・クロウズ 1位 エロティカ/マドンナ 2位 ビジョン・オブ・ライブ/マライア・キャリー 3位 ウェイキング・アップ・ザ・ネイバース/ブライアン・アダムス 6位 ヒューマン・タッチ/ブルース・スプリングスティーン 2位 他にラッキー・タウン 3位 タイムレス-クラシックス/マイケル・ボルトン 1位 光と影のドラマ/ウィルソン・フィリップス 4位 ボディガード/ホイットニー・ヒューストン(サウンドトラック) 1位 と、まぁ、こんなところにしておきましょう。 前年のマイケル・ボルトンに引き続き、この年もオリジナル、カバーNo.1ヒットが加わります。通算9曲目。 9. アイル・ビー・ゼア/ジャクソン5(70年/5週)→マライア・キャリー(92年/2週) さて、オーナーさんとの10選ですが、この年は「アドレナライズ」「エロティカ」の2枚が一致しました。 しかしお互いマドンナ好きですなぁ。(笑) 他の8枚は「バック・トゥー・ザ・ライト」「ザ・ワン」が持っていて愛聴盤でありますが、あとの6枚は未聴であります。この年は新譜をほとんど聴いておらず、10枚選ぶのがやっとだったりします。(笑) 1. Live...AC/DC http://www.hmv.co.jp/product/detail/230513 選曲、曲順ともに最高のライヴ盤2枚組。1枚もののダイジェスト盤も同時発売された。しかしタイトルは何とかならなかったものか。これを聴くより同時発売のビデオを見た方がストレスが溜まらないとの声も。(汗)US15位 2. Unplugged/Eric Clapton http://www.hmv.co.jp/product/detail/3315 AORを歌うギターの上手いオッチャンに成り下がってしまった感のあるクラプトンのオッシャレ〜なアルバム。ま、しっかりハマってしまいましたが。(苦笑) クラプトンをブルースマンだと知らないファンをたくさん作ってしまった罪深き作品でもある。US1位(3週) 3. Erotica/Madonna http://www.hmv.co.jp/product/detail/13682 お騒がせマドンナの写真集、映画とともにエロティック路線をアピールした作品。一見過激そうだがしっとりとしたバラードも多い普通の作品のような気がしないでもない。この時期に洋楽に目覚めてたら衝撃的だったかも。(笑) US2位 4. The Southern Harmony & Musical Companion/サザン・ハーモニー...The Black Crowes http://www.amazon.co.jp/Southern-Harmony-Musical-Companion/dp/B000002LTL/ref=pd_sbs_m_2_img サザン・ロックの継承者、ブラック・クロウズの2枚目のアルバム。路線的には前作と同じだが南部系、ブルース、ルーツ・ロックなど好きな人にオススメ。US1位(1週) 5. MTV Unplugged EP/ビジョン・オブ・ライブ...Mariah Carey http://www.hmv.co.jp/product/detail/2610593 MTVの人気番組「アンプラグド」に出演した模様を収めたライヴ盤。2ndといい、本作といい、勢いあったのに1位にならなかったのは不思議だった。「アイル・ビー・ゼア」のためだけに買ってもいい1枚。US3位 6. Adrenalize/Def Leppard http://www.hmv.co.jp/product/detail/1270723 評価はあまり高くなかったかもしれないが、スティーヴ・クラーク最後の作品としては忘れられるハズもない5枚目の作品。ポップになりすぎた感もあるが、それにしてはトップ10入りしたシングルもなかったなぁ。。。US1位(5週) 7. Timeless-The Classics/Michael Bolton http://www.hmv.co.jp/product/detail/369614 当時人気絶頂のブルー・アイド・ソウル・シンガー、マイケル・ボルトンのカバー・アルバム。こんな作品まで売れてしまうなんていかに当時勢いがあったかが窺える。US1位(1週) 8. Wayne's World/Original Soundtrack http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000002LS9/sr=1-2/qid=1218964340/ref=olp_product_details?ie=UTF8&me=&qid=1218964340&sr=1-2&seller= 映画はつまらないがロック・ファンなら見ておいて損はないかも。クイーンがアメリカで再評価されるきっかけになった作品でもある。この時期ではクイーンズライチと区別がつかないほど認知度が低かったそうだし。。。US1位(2週) 9. Shadows And Light/光と影のドラマ...Wilson Phillips http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00000DRDV/sr=1-8/qid=1218964884/ref=olp_product_details?ie=UTF8&me=&qid=1218964884&sr=1-8&seller= ウィルソン・フィリップスの2枚目のアルバム。路線的には前作と同じだが決定的な曲がないために地味な印象。それほど悪い訳でもないがグループはこの後解散する。US4位 10. Some Gave All/エイキィ・ブレイキィ・ハート...Billy Ray Cyrus http://www.hmv.co.jp/product/detail/25254 カントリー・アーティストのデビュー・アルバムでは初めてチャート1位になった作品。当時はカントリー・ブームだったので、それがなければそんなに売れてなかったと思われる。US1位(17週) オマケ・シングル10選 1. November Rain/Guns N' Roses 2. One/U2 3. I'll Be There/Mariah Carey 4. Smells Like Teen Spirit/Nirvana 5. Erotica/Madonna 6. Mysterious Ways/U2 7. Save The Best For Last/Vanessa Williams 8. Tears In Heaven/Eric Clapton 9. To Be With You/Mr. Big 10. Under The Bridge/Red Hot Chili Peppers |
MFCオーナーの感想 |
さて、いよいよ1992年です! と言っても、前々から言ってますように、大した違いもないのですが(笑)、この年の思い出といったら、何でしょうね。前年11月にフレディが亡くなったという事もあり、暮れからクイーン関係を買い漁っていましたが、ほとんどが映像作品でした。あと、クイーンのカバー聴きたさに、メタリカの「エンター・サンドマン」や、リンチ・モブの2ndやらを買ったりもしてましたねぇ(笑)。4月には、ウェンブリーでフレディ追悼コンサートが開催され、WOWOWが見れる友人にテープ渡して録画してもらい、何度も繰り返し見ては涙していた事もありました(笑) と、思い出す事も少ないので(笑)、イアラさんの10選にいきましょう。 今回は2枚一致という事で、『エロティカ』も他メディアと連動して話題でしたねぇ。マドンナしてやったり、という所でしょうか。この頃公開されたのは『イン・ベッド・ウィズ・マドンナ』でしたっけ? アルバムとは関係ないですが、『マドンナの真実』という文庫本を読んだのも、この年だったはず。ついでに言うと、ショーン・ペンと離婚したのもこの年だったのでは? 記憶がぐちゃぐちゃですが(爆) 一致しなかった8枚のうち、『アンプラグド』『ビジョン・オブ・ライブ』『光と影のドラマ』の3枚は聴きました。ウィルソン・フィリップスは、1stを愛聴してただけに期待して買いましたが、個人的には今イチでしたね。あとの5枚は、AC/DC以外は知ってましたけど未聴です。『ウェインズ・ワールド』は、「ボヘミアン・ラプソディ」でヘッドバンギングするシーンが話題となり、そこだけは何度かテレビで見ました。映画を見たのは数年後です(笑)。ま、アホアホ映画と言っていいのでしょうか(笑) ま、そういう訳で、私生活でも大した変化はなく、なんとなく過ぎた一年だったかもしれません。そういえば、いきなり写真に興味を持ち、中古の一眼レフを買って、しょうもない写真ばかり撮り歩いていたような。ま、そんな年でした(笑) てな訳で、イアラさん、次回もよろしくお願いします。 |