1985年
年間ランキングではシングルがワム!の「ケアレス・ウィスパー」、アルバムがブルース・スプリングスティーンの「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」がそれぞれ首位を獲得。 この年の主なヒット曲とアルバムは次の通り。 アイ・ウォナ・ノウ/フォリナー 1位 マネー・フォー・ナッシング/ダイア・ストレイツ 1位 他にウォーク・オブ・ライフ 7位 エブリタイム・ユー・ゴー・アウェイ/ポール・ヤング 1位 イージー・ラバー/フィリップ・ベイリー&フィル・コリンズ 2位 涙のフィーリング/REOスピードワゴン 1位 他にワン・ロンリー・ナイト 5位 シスコはロック・シティ/スターシップ 1位 他にセーラ1位 パートタイム・ラバー/スティーヴィー・ワンダー 1位 他にゴー・ホーム 10位 パワー・オブ・ラブ/ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース 1位 ヒート・イズ・オン/グレン・フライ 2位 他にユー・ビロング・トゥー・ザ・シティ 2位 シャウト/ティアーズ・フォー・フィアーズ 1位 他にルール・ザ・ワールド 1位 ヘッド・オーヴァー・ヒールズ 3位 すべてをあなたに/ホイットニー・ヒューストン 1位 他にそよ風の贈りもの 3位 恋のかけひき/ワム! 1位 他にフリーダム 3位 007/美しき獲物たち...デュラン・デュラン 1位 ワン・モア・ナイト/フィル・コリンズ 1位 他にススーディオ 1位 ドント・ルーズ・マイ・ナンバー 4位 シー・オブ・ラブ/ハニードリッパーズ 3位 君こそすべて/シカゴ 3位 スモール・タウン/ジョン・クーガー・メレンキャンプ 6位 他にロンリー・オール・オイト 6位 ストラット/シーナ・イーストン 7位 他にシュガー・ウォールズ 9位 セパレート・ライブス/フィル・コリンズ&マリリン・マーティン 1位 マテリアル・ガール/マドンナ 2位 他にクレイジー・フォー・ユー 1位 エンジェル 5位 ドレス・ユー・アップ 5位 スムース・オペレーター/シャーデー 5位 ヴァロッテ/ジュリアン・レノン 9位 他にトゥー・レイト・フォー・グッドバイ 5位 サム・ライク・イット・ホット/パワー・ステーション 6位 他にゲット・イット・オン 9位 カリフォルニア・ガールズ/デヴィド・リー・ロス 3位 アルバム レックレス/ブライアン・アダムス 1位 フィル・コリンズ III/フィル・コリンズ 1位 ブラザーズ・イン・アームス/ダイア・ストレイツ 1位 ビバリー・ヒルズ・コップ/サウンドトラック 1位 カリビアン・クイーン/ビリー・オーシャン 9位 シャウト/ティアーズ・フォー・フィアーズ 1位 センターフィールド/ジョン・フォガティ 1位 シルバー・スクリーンの妖精/バングルス 2位 ハート/ハート 1位 ホイールズ・アー・ターニン/REOスピードワゴン 7位 BIG BAM BOOM/ダリル・ホール&ジョン・オーツ 5位 プロヴォカトゥール(煽動)/フォリナー 4位 ダイヤモンド・ライフ/シャーデー 5位 そよ風の贈りもの/ホイットニー・ヒューストン 1位 アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ/プリンス&レボリューション 1位 パワー・ステーション/パワー・ステーション 6位 ブルー・タートルの夢/スティング 2位 スケアクロウ/ジョン・クーガー・メレンキャンプ 2位 追憶のブロードウェイ/バーブラ・ストライザンド 1位 と、まぁ、これくらいにしておきましょう。 さて、オーナーさんの10選との比較ですが、「ハート」と「フィル・コリンズ III」の2枚が一致です。 Anne Pigalleが名前すら知らない(汗)ので当然聴いたこともないのを除けば、残りの7枚「ゴー・ウェスト」「パワー・ウィンドウズ」「Mr.バッド・ガイ」「パワー・ステーション」「セヴン・ウィッシーズ」「アイス・オン・ファイヤー」「ロマンス1600」は持ってますし愛聴盤であります。この中ではナイト・レンジャーとパワー・ステーションが好きかなぁ。 特にナイト・レンジャーは最初の3枚をよく聴いてましたね。1stの「炎の彼方」とか2ndの「ロック・イン・アメリカ」とかギター小僧たちが揃って練習してました。(笑) でもどんなに頑張ってもコピーできないと嘆きの声が聞こえてきましたが・・・。 当時ヤング・ギター誌なんぞも愛読してまして「セヴン・ウィッシーズ」の「フェイセズ」のコピー難易度にライオン・マーク(最上級の意)が付いてたりしてこれがそんなに難しいのかと驚いたものです。結局挑戦もしなかったけど。(笑) 1. Different Light/シルバー・スクリーンの妖精...Bangles http://www.hmv.co.jp/product/detail/154816 60年代の香りプンプンのガールズ・ロック・バンドによる懐かしくも爽やかなサウンド。全員が歌えて曲も書ける実力もあり。一家に一枚の傑作。US2位 2. Heart/Heart http://www.hmv.co.jp/product/detail/166704 外部ライターに曲を書かせ起死回生を計った1枚は彼等最大のヒット作に。ハードなギターと絶妙なメロディの絡みが何とも言えない。US1位(1週) 3. Reckless/Bryan Adams http://www.hmv.co.jp/product/detail/73755 永遠のティーンエイジャー、ブライアンの世界的大ヒットとなった4thアルバム。ストレートなロックン・ロールにバラードも素晴らしい青春の1枚。US1位(2週) 4. The Broadway Album/追憶のブロードウェイ...Barbra Streisand http://www.hmv.co.jp/product/detail/222438 バーブラが苦手という人にもこれはオススメ。彼女のブロードウェイ人生の想い出の曲を1枚のアルパムにまとめた傑作。でもやっぱり日本人受けしないかな。(笑) US1位(3週) 5. Live After Death/死霊復活...Iron Maiden http://www.hmv.co.jp/product/detail/1257192 初期メイデンの集大成ともいうべき傑作ライヴ。当時の定番だったチャーチルのイントロから超名曲「撃墜王の孤独」への流れは最高!! US19位 6. Hounds Of Love/愛のかたち...Kate Bush http://www.hmv.co.jp/product/detail/569200 元祖「不思議ちゃん」ケイト嬢の5thアルバム。これまでと違い全体的にポップになった作りは彼女のファンでなくともイケる...と思う。アメリカで初めてトップ40に入った作品でもある。US30位 7. The Dream Of The Blue Turtles/ブルー・タートルの夢...Sting http://www.hmv.co.jp/product/detail/551407 ポリスを自然消滅させた(解散宣言なし)スティングの1stソロ・アルバム。若手ジャズ・ミュージシャンを起用して趣味の音に走る訳だが当初はポリスと対して違わないだろぅと思ったのは私だけではないハズだ。(笑) US2位 8. Scarecrow/John Cougar Mellencamp http://www.hmv.co.jp/product/detail/1067520 アメリカの魂ともいうべき彼の泥臭いストレートなロックン・ロールは心に沁みる。Bスプリングスティーンと比較して彼は日本での人気がイマイチというのが理解に苦しむ・・・。US2位 9. No Jacket Required/フィル・コリンズ III http://www.hmv.co.jp/product/detail/3425 空飛ぶキューピー(コンコルドで世界中を飛び回ってたので・笑)、フィルおぢさんの人気絶頂期にリリースされた3枚目のソロ・アルバム。この時期に洋楽に目覚めたキッズには彼がジェネシスのドラマーだということが信じられなかったことだろう。そんな彼のソロ・キャリアを確立した1枚。US1位(7週) 10. Primitive Love/Miami Sound Machine http://www.hmv.co.jp/product/detail/84617 常夏の島を連想させる爽やかなポップスが満載の9thアルバム。ポップス市場に進出した2枚目の作品で以後彼等はチャート上位の常連になる。US21位 オマケ・シングル10選 1. Summer Of '69/想い出のサマー...Bryan Adams 2. Running Up That Hill/神秘の丘...Kate Bush 3. The Boys Of Summer/ボーイズ・オブ・サマー...Don Henley 4. Crazy For You/Madonna 5. Take On Me/A〜Ha 6. That's What Friends Are For/愛のハーモニー...Dionne & Friends 7. Cherish/Kool & The Gang 8. All Through The Night/魅惑のスルー・ザ・ナイト...Cyndi Lauper 9. One Lonely Night/REO Speedwagon 10. Heaven/Bryan Adams 注) 8位は当時邦題があったが現在では使われていない PVの紹介はオーナーさんの要請もあり、また自分でも投稿の趣旨に合ってないと判断したので取り止めにします。 |
MFCオーナーの感想 |
イアラさん、ありがとうございます。しばらく投稿がなかったので、どうされたのかと思っていましたが、色々とお忙しいようですね。ま、身体だけは大事にして下さいませ。 という訳で、いよいよ1985年です。またまた個人的な事を書かせて頂きますと、この年僕にとってのエポックが2つありました。ひとつは普通運転免許を取った事、もうひとつは就職活動です(笑) いつの間にか、大学4年になっていたもので^^; イアラさんの投稿の内容とはずれますが、この年僕が選んだアルバム10枚は、この2つのエポックと密接に結びついています。『ハート』『セブン・ウィッシーズ』『フィル・コリンズV』『パワー・ステーション』あたりは、車で聴いてた事の方が多かったような(笑) 教習所を終了して試験を受けに行った時、合格が分かってから交付までの間、時間が空いてたので、本屋を探してFMfanを買ったら、湯川れい子先生による『Mr.バッド・ガイ』のレビューが載ってたりなんかして(なんのこっちゃ) あ、ちなみに、アン・ピガールとは、トレバー・ホーンのZTTレーベルからデビューした女性歌手で、ヨーロッパ的退廃を漂わせた音世界にすっかりハマってしまったものです(笑) オンワードのCMに曲が使われていたのですが、覚えてないですか?(笑) という訳で、イアラさんのベスト・アルバム1985年編ですが、 『シルバー・スクリーンの妖精』 これは未聴です。1985年だったんですね。「マニック・マンディ」がヒットしたのが1986年だったので、その年のアルバムかと思ってました。 『ハート』 実は、このアルバム、最初聴いた時は良いと思わなかったのですが、5年程経ってから聴いてみたら、案外いいなぁと思いました。ま、当時は、曲はいいけど、アン・ウィルソンのボーカルを除けばハートである必然性が感じられない、なんて思っていたのでしょう(笑) 「あのハートが...」なんて思わず、無心で聴けばいいアルバムです。 『レックレス』 これも未聴です。つーか、バングルスと同じく、シングル曲しか知りません^^; でも、この頃のブライアン・アダムスは凄い人気でしたよね。正に“青春”という言葉がピッタリのロッカーです。後年の『イントゥー・ザ・ファイア』はよく聴いてました。車で(笑) 『追憶のプロードウェイ』 未聴です^^; が、売れてたのは知ってます。さすがバーブラ、とミョーな感心もしてました(笑) イアラさんが実はバーブラ好き、というのは、今知ったわけではありませんが、でも意外です(笑) 『死霊復活』 やっぱり未聴です。相変わらず、メタル系はダメなようで(笑) 『愛のかたち』 もちろん未聴です(笑) 衝撃のデビュー以降、ひたすらケイト・ブッシュは敬遠してました(笑) 『ブルー・タートルの夢』 シングルしか知らないです^^; スティングが苦手になったのは、このアルバムに始まっているのでしょう。「セット・ゼム・フリー」の歌詞世界が「見つめていたい」と正反対だ、なんて事が話題になってたような(笑) 『スケアクロウ』 昔は割に聴いてたジョン・クーガー・メレンキャンプですが、このアルバムは今イチでした。なんか、沈んだ感じがしまして..彼のような、典型的なヤンキーロッカーって、却って日本ではウケないような気がしますけど、スプリングスティーンが人気あるなら、もうちょっとウケてもいいような気がしますね、確かに。 『フィル・コリンズV』 正に絶頂期の勢いに溢れてますね。冷静に聴いてると、しょうもない曲もあったりするのですが(笑)、そんな事気になりませんね。「ワン・モア・ナイト」は勘弁してくれぇ〜、って思いましたけど(爆) 『プリミティブ・ラブ』 未聴です^^; 「コンガ」が強烈でしたが、フジテレビの夕方のニュース番組のエンディングで「フォール・イン・ラブ」が流れていたのを覚えています。バンド名からしてラテン系かと思ってましたが、そうでもないらしい、となんとなく感じました。 しかし、イアラさんの10枚のうち、7枚が未聴というのはいけませんね(爆) とまぁ、振り返ってみますと、1985年は僕からすると、ひたすらフィル・コリンズの活躍が目立ってたような気がします。ヒット曲は多かったし、あちこちで話題になってたし、この年ソロで来日公演もしたはずだし、「ライブ・エイド」ではコンコルドを使って、英米両方で演奏してたし(笑) “マン・オブ・1985”はフィル・コリンズで決まりでしょう(今頃決めてどうすんじゃ)。ティアーズ・フォー・フィアーズとかスターシップとかもブレイクしたけど、やっぱフィルですね(笑) という訳でイアラさん、1986年編も楽しみにしております。 |