1981年
この年もイアラ少年はひたすらビートルズをエアチェックしまくり、特に進展はありません。(笑) 年間ランキングではシングルがキム・カーンズの「ベティ・デイビスの瞳」が、アルバムがREOスピードワゴンの「禁じられた夜」がそれぞれ首位を獲得。 この年の主なヒット曲、アルバムは次の通り。 シングル ベティ・デイビスの瞳/キム・カーンズ 1位 エンドレス・ラブ/ダイアナ・ロス&ライオネル・リッチー 1位 レイディ/ケニー・ロジャース 1位 スターティング・オーバー/ジョン・レノン 1位 他にウーマン 2位 ウォッチング・ザ・ホィールズ 10位 ジェシーズ・ガール/リック・スプリングフィールド 1位 セレブレーション/クール&ザ・ギャング 1位 キッス・オン・マイ・リスト/ダリル・ホール&ジョン・オーツ 1位 他にユー・メイク・マイ・ドリームス 5位 アイ・ラブ・レイニー・ナイト/エディ・ラビット 1位 9時から5時まで/ドリー・パートン 1位 キープ・オン・ラビング・ユー/REOスピードワゴン 1位 他にテイク・イット・オン・ザ・ラン 5位 モーニング・トレイン/シーナ・イーストン 1位 他に007/ユア・アイズ・オンリー 4位 夢みるNo.1/ブロンディ 1位 他にラプチャー 1位 ショッキング・ビートルズ/スターズ・オン45 1位 ウーマン・イン・ラブ/バーブラ・ストライザンド 1位 ギルティ/バーブラ・ストライザンド&バリー・ギブ 3位 他に別離(わかれ) 10位 アルバム 禁じられた夜/REOスピードワゴン 1位 ダブル・ファンタジー/ジョン・レノン&ヨーコ・オノ 1位 危険な恋人/パット・ベネター 2位 他にプレシャス・タイム 1位 パラダイス・シアター/スティクス 1位 モダン・ボイス/ダリル・ホール&ジョン・オーツ 17位 ゼニヤッタ・モンダッタ/ポリス 5位 ギルティ/バーブラ・ストライザンド 1位 私の中のドラマ/キム・カーンズ 1位 グレイテスト・ヒッツ/ドアーズ 17位 夜の囁き/フィル・コリンズ 7位 刺青の男/ローリング・ストーンズ 1位 オートアメリカン/ブロンディ 7位 悪魔の招待状...AC/DC 1位 他に悪事と地獄 3位 4/フォリナー 1位 エスケイプ/ジャーニー 1位 麗しのベラ・ドンナ/スティーヴィー・ニックス 1位 虹色の扉/オリヴィア・ニュートンジョン 6位 ボイジャー〜天海冥( 旧邦題「魂の叫び」)/ムーディ・ブルース 1位 と、まぁ、これぐらいにしておきましょう。 さて、オーナーさんの10選との比較ですが、この年は何と1枚もナシ。(爆) 「ライブ・エナジー」「リビング・アイズ」「嵐の呼ぶ声」「パラダイス・シアター」「虹色の扉」「モダン・ガール」「ターン・バック」の7枚も私の持っている愛聴盤があるにもかかわらず。 とは言え、この中から私の選外となったのは「パラダイス・シアター」「虹色の扉」ぐらいかな。 2枚とも翌年には聴くことになるので思い入れもあるんですけど心を鬼にして落選となりました。(笑) 残りの3枚は未聴です。(汗) 特にフランキー&ザ・ノックアウツはオーナーさんが「私選名盤100選」が書いておられるように名前すら聞いたことがありません。 ってことで次回に期待しましょう。 1. For Those About To Rock (We Sault You)/悪魔の招待状...AC/DC http://www.hmv.co.jp/product/detail/939073 前作同様ハイ・クオリティな作品で初の全米No.1獲得。こんなヘヴィな作品が1位になるとは意外と言えば意外。メタラーさんにはこういった骨太のロックをもっと聴いて欲しいですなぁ。US1位(3週) 2. Beauty And The Beat/Go-Go's http://www.hmv.co.jp/product/detail/84632 パンク・シーンから登場したオール・ガールズ・バンドによる初の全米No.1作品。どう考えても1位は出来過ぎなんだけど可愛い子ちゃん(死語)揃いなので許しましょう。(笑) US1位(6週) 3. Difficult To Cure/アイ・サレンダー...Rainbow http://www.hmv.co.jp/product/detail/2577700 歌うグラサン・ヤクザが早くも脱退し新ヴォーカルはジョー・リンに交代。そのキャッチーなサウンドに古くからのファンの間では賛否両論に。 4. Hi-Infidelity/禁じられた夜...REO Speedwagon http://www.hmv.co.jp/product/detail/511579 苦節ン年のREOが放った大ヒット作で初のトップ10入りがいきなり全米No.1に。元々はハード・ロックだったものがAORに路線変更して大当たり。US1位(15週) 5. Tattoo You/刺青の男...The Rolling Stones http://www.hmv.co.jp/product/detail/179051 これがストーンズの代表作とはちょっと納得のいかないところだけど少なくともチャート上では一番のヒット作なので仕方のないところか。収録曲の半分は過去のアウトテイク。UK2位、US1位(9週) 6. Greatest Hits/Queen http://www.hmv.co.jp/product/detail/1087060 公式のベスト盤って納得のいくものがほとんどないけどこれはイイ。あと「炎のロックン・ロール」を入れて欲しかったと思うのは私だけでしょうか? (笑)UK1位、US14位 7. Diary Of A Madman/Ozzy Osbourne http://www.hmv.co.jp/product/detail/439187 オジーの2作目。ランディ・ローズがここでも弾きまくってカッコいい。か、これがランディの最後の作品になろうとは・・・。(涙)US16位 8. Bella Donna/麗しのベラ・ドンナ...Stevie Nicks http://www.hmv.co.jp/product/detail/14410 マックの看板娘、妖精すちーびーのソロ第1弾。それだけで買いですな。(笑)いや、中身もホントGoodです。US1位(1週) 9. Escape/Journey http://www.hmv.co.jp/product/detail/1236706 異彩を放つ新加入のジョナサン・ケインの功績大の初の全米No.1作品。リアルタイムで聴いているので思い入れもあり。翌年だけど。(笑) US1位(1週) 10. Ghost In The Machine/The Police http://www.hmv.co.jp/product/detail/1978335 プロデューサーにヒュー・パジャムを起用した通算4枚目の作品。キーボードやホーンを導入してこれまで以上に緻密な音作りがされている。UK1位、US2位 オマケ・シングル10選 1. Woman/John Lennon http://www.youtube.com/watch?v=PaLfDnShEn0 2. Take It On The Run/REO Speedwagon http://www.youtube.com/watch?v=fkzeZb2E62U 3. Tell It Like It Is/Heart http://www.youtube.com/watch?v=_2VNAKSmgnM 4. Kiss On My List/Daryl Hall & John Oates http://www.youtube.com/watch?v=jIWFNZ3MA4Y 5. Bette Davis Eyes/ベティ・デイビスの瞳...Kim Carnes http://www.youtube.com/watch?v=_-RdAzkKlXY 6. Rapture/Blondie http://www.youtube.com/watch?v=xHPikUPlRD8 7. Endless Love/Diana Ross & Lionel Richie http://www.youtube.com/watch?v=cbKojoL2-vU 8. What Kind Of Fool/別離(わかれ)...Barbra Streisand & Barry Gibb http://www.youtube.com/watch?v=7IbE8aEBi9s 9. Who's Crying Now/クライング・ナウ...Journey http://www.youtube.com/watch?v=oWJeDKfko-M 10. Urgent/Foreigner http://www.youtube.com/watch?v=lwArZ8gbiAs |
MFCオーナーの感想 |
いよいよ1981年になりました。イアラさん、毎度ありがとうございます。この年は、個人的には沈んでましたです、なにせ浪人してましたから(笑) ま、僕は沈んでましたけど、音楽界は相変わらず活況を呈していたという感じでした。REOスピードワゴンの突然のヒットも驚きでしたし、ホール&オーツもいきなり売れ始めました。「キッス・オン・マイ・リスト」が一位になったのには、ほんとびっくりしました。この曲凄く好きだったんですが、僕が好きな曲はヒットしない、というジンクスがあったものですから(爆)、余計に驚きだった訳です。この後、ホール&オーツはヒット連発、80年代だけで5曲ものNo.1ヒットを放ち、正に80年代のアメリカン・ミュージック・シーンを象徴する存在になりましたね。 この年のヒット・チャートで印象的だったのは、今風に言うとメガ・ヒットってとこですかね、何週間も一位を独走する曲が目立ちました。つーか、9週間一位が2曲もあった(「ベティ・デイビスの瞳/キム・カーンズ」「エンドレス・ラブ/ライオネル・リッチー&ダイアナ・ロス」 ※「ベティ〜」は5週+4週、「エンドレス〜」は9週連続一位)なんて、ある意味異常です。70年代までは、4週間も一位をキープすれば、年間一位間違いなしって感じだったのが嘘みたいでした。この年の秋には、オリビア・ニュートン・ジョンの「フィジカル」が10週連続一位をマークする訳で、メガ・ヒット連発の年だったのですね。他のNo.1ヒットが霞んでしまいます(笑) 個人的には、突如登場したメドレー・シングル「スターズ・オン・45」が強烈でした。ビートルズの曲をメドレーにした、というだけならともかく、そっくりに真似していたのがまた凄い(笑) スターズ・オンは、この後もアバやスティービー・ワンダーのメドレー物を出しましたが、さすがに第一弾ぼとのヒットにはなりませんでした。その代わり、時ならぬ“メドレー・シングル・ブーム”(笑)が巻き起こり、ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラの「フックト・オン・クラシックス」がTOP10ヒットとなり、また本家による「ビーチ・ボーイズ・メドレー」や「ビートルズ・ムービー・メドレー」なんてのもそこそこヒットしました。日本では、アルフィーがモノマネで「吉田拓郎メドレー」を出したりなんかして、案外1981年のエポックはメドレー・ブームだったかも(爆) アルバムに関しては、イアラさんの10選と共通するのが一枚もないせいか(笑)、やや盛り上がりに欠けますが(爆)、ラッシュやビリー・スクワイアあたりのアルバムも売れてた、という記憶もあり、シングルはともかく、アルバム・チャートはロックの時代だったかもしれません。フォリナーの『4』、ジャーニーの『エスケイプ』という、産業ロックを代表する2大アルバムも、この年のベスト・セラーですしね。数年ぶりに復活したムーディ・ブルースも売れました。で、このアルバム、『魂の叫び』という邦題がつく前に『天海冥』というタイトルではなかったでしたっけ? フランキー&ザ・ノックアウツについては、ま、確かにあまり知られていないバンドです。が、デビュー・シングルの「スイートハート」はこの年TOP10ヒットになったし、イアラさんもチャート・マニアを自認するなら、名前くらいは知っておいて欲しかったです(笑) そんな訳で、「スイートハート」のYouTube画像(あるんかい)を貼り付けておくので、是非見て下さい(爆) http://jp.youtube.com/watch?v=5E7y-48aer4 という訳で、イアラさん、次回もよろしくお願いします |