みんなの名盤

投稿No.095 イアラさんの

ロックの道は1日にしてならずぢゃ
−1974年編−


1974年

年間ランキングではシングルがバーブラ・ストライザンドの「追憶」が、アルバムではエルトン・ジョンの「黄昏のレンガ路」がそれぞれ首位を獲得。
シングル部門ではエルトン・ジョン、グランド・ファンク、ジョン・デンヴァー、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー&ウイングス、オリヴィア・ニュートンジョン、リンゴ・スター、クール&ギャング、グラディス・ナイト&ピップス、シカゴ、ジム・クロウチ、スティーヴィー・ワンダーらが、アルバム部門ではエルトン・ジョン、スティーヴィー・ワンダー、ジム・クロウチ、シカゴ、ビートルズ、レッド・ツェッペリン、ドゥービー・ブラザーズ、アース・ウィンド&ファイアらが活躍した。

1. Red/King Crimson
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1779684
クリムゾンや ああクリムゾンや クリムゾンや(字余り) 決して「キンクリ」と呼んではいけません。(笑) US66位

2. Starless And Bible Black/暗黒の世界...King Crimson
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1779685
叙情的なウェットンのヴォーカルもいいけど何と言ってもスリリングなインプロヴィゼーションが素晴らしいクリムゾン・ワールド。UK28位、US64位

3. Queen II/Queen
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1087266
2作目にしてクイーン・サウンドを確立。やっぱりサイド・ブラックは圧巻。UK5位、US49位

4. It's Only Rock'N Roll/The Rolling Stones
http://www.hmv.co.jp/product/detail/162059
これぞストーンズの代名詞、と言いたいところだが意外とバラード多し。これがまた素晴らしい出来なんだなぁ・・・。UK2位、US1位(1週)
 
5. Chicago VII/市我古への長い道...Chicago
http://www.hmv.co.jp/product/detail/74236
再び2枚組に戻って幅広いジャンルに挑戦した大作。US1位(1週)

6. Sheer Heart Attack/Queen
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1087265
各曲のクォリティは高いが「II」の後だとやや散漫な印象もある3作目。UK2位、US12位

7. Band On The Run/Paul McCartney & Wings
http://www.hmv.co.jp/product/detail/616542
ウイングス3枚目、ソロ通算5作目のビートルズ解散後のポールの代表作。US1位(4週)

8. Planet Waves/Bob Dylan
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1877897
ディランがザ・バンドを従えて本当の意味での復活。意外にも初の全米No.1作品。UK7位、US1位(4週)

9. The Lambs Lies Down On Broadway/眩惑のブロードウェイ...Genesis
http://www.hmv.co.jp/product/detail/935289
プログレ四天王に入れてもらえないジェネシス(しつこい・笑)のピーガブの置き土産となった、グループ在籍時最後の作品。超大作にして難解である。UK10位、US41位

10.  Lotus/ロータスの伝説...Santana
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1382226
横尾忠則がアートワークを手掛けた驚異の22面ジャケットが話題に。正に伝説の日本公演となった3枚組ライヴ盤。ちなみにアンディとやらはいませんよ。(謎笑)


オマケ・シングル10選

  1. Killer Queen/Queen
  2. Wishing You Were Here/渚に消えた恋...Chicago
  3. The Way We Were/追憶...Barbra Streisand
  4. Annie's Song/緑の風のアニー...John Denver
  5. Band On The Run/Paul McCartney & Wings
  6. #9 Dream/夢の夢...John Lennon
  7. If You Love Me/愛しい貴方...Olivia Newton-John
  8. The Loco-Motion/Grand Funk
  9. Whatever Gets You Thru The Night/真夜中を突っ走れ...John Lennon
10. Sunshine On My Shoulder/太陽を背にうけて...John Denver



MFCオーナーの感想
さぁ、いよいよやって参りました(笑) イアラさんのベストアルバム企画、1974年編です。イアラさん、毎度同じ事言ってて申し訳ないですが、ありがとうございます。
それにしても、10枚の中に、クリムゾンとクイーンが2枚づつセレクトされてる、というのは凄い事ですねぇ(笑) イアラさんの趣味という事で、大変よろしいのですが(爆)、考えてみると、この2バンド(に限らないと思いますが)は、この年2枚のアルバムをリリースした、という事なんですね。どちらも傑作との誉れ高いアルバムな訳で、そんなアルバムを年に2枚も作るなんて、一体どういう生活したんでしょう(笑) 本当に、この時代のミュージシャンたちの創作意欲は凄かったんですね。働き過ぎという気もしますけど(笑) それに比べて、新作は2年に一枚がすっかり当たり前(3〜5年間隔が空くのも、これまた当たり前)となってしまった昨今の音楽シーンの、なんと味気ないことか。こんな時代に洋楽にリアルタイムで触れる事の出来た自分たちは、マジ幸せだと思います。
この10枚の中で、個人的に思い入れが深いのは、クイーンの2枚の他、『イッツ・オンリー・ロックンロール』と『バンド・オン・ザ・ラン』でしょうね。60年代終わりから南部っぽいサウンドを追求してきたストーンズですが、このアルバムはなんか印象が違います。イアラさんはバラードが多い、とおっしゃっていますが、僕の印象では“軽い”というか“爽やか”というか“メロウ”というか(笑) ライブでもお馴染みのタイトル曲なんて、アコギジャカジャカで、かなり雰囲気違いますし(あ、ちなみに、僕はライブ・バージョンを先に聴きました)。「タイム・ウェイツ・フォー・ノー・ワン」みたいに泣きの一曲もあったりして、実は好きなんです、このアルバム(笑) テンプテーションズのカバーもいいし。でも、なんといっても、とどめは「フィンガープリント・ファイル」ですよね。これはほんとカッコいいです。
ウィングスの方は、中学生の頃よく聴いてました。もちろん、『ビーナス・アンド・マース』と並べまして(笑) 2枚とも、友人からの借り物でしたが(笑) なんというか、ミョーな緊迫感があるのがいいですね。サウンドがシンプルなだけに、余計そんな感じします。しかし、ポールのアルバムの中でも、群を抜いて名曲だらけではないでしょうか、このアルバム。正真正銘捨て曲なし。一見地味な「マムーニア」や「ノー・ワーズ」まで名曲なんですから、本当に恐るべきアルバムです。一番の聴き物は「ブルーバード」か、いや「西暦1984年」か。どれを取っても素晴らしいので、やっぱり決められませんね(爆)
シングルの方ですけど、ジョン・デンバーの「太陽を背にうけて」が印象に残ってます。確か、ジーンズか何かのTVCMで流れてたんですよね。映像と音楽が実に見事にシンクロしたCMでした。似たような理由で、アメリカの「シンプル・ライフ」も印象に残ってます(笑)
という訳で、いよいよ次回は1975年ですね。やっとリアルタイムです(笑) もちろん、あの名盤が登場するんですよね?(笑) 楽しみです^^


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