みんなの名盤

投稿No.064 いまちさんの

オーナーへの挑戦状

はじめに断っておくけど、ネタはなんとオーナーさんが大っ嫌いだと公言してはばからないあのドリカムである。
きっかけは、ご存知の通りそう公言したブログを読んだからである。
まあ、音楽の好みとはその人それぞれの感性であって好き嫌いはあるのは当然だから、しょうがないのだけど、実際結構聞いていたりするアーティストの批判をここまで正面切って言われると、やはり気分のよろしいものではない。
まあ、あれこれ反論したい気持ちはあるのだけど、そうなると結局政治討論のようにただ不毛なだけなので、ここはブログでオーナーさんがおっしゃっていた、個人攻撃するなら印象を払拭するような曲を紹介してみろ、という言葉をそのまま実行することにする。
かみさんの影響もあり、アルバムは全部持ってるし、ツアーがあるたびに参加しているし、ワンダーランドなんて4年も待てるか、くらいには聞いてることは付け加えておく。
ま、嫌いなものにあれこれ言われてもスルー確実でしょうから一言レビュー式でいきますか。

1.未来を旅するハーモニー
  NHKが合唱コンクールの課題曲を作れとじきじきに依頼して作られた曲。
  日ごろのしがらみを捨てて素直に心洗われましょう。
2.あの夏の花火
  ファンの間ではなかなか人気の高い曲。
  アレンジもいいし、印象的なメロディーライン。(まあこれは脱退したあの人の曲だけどね)
3.時間旅行
  初期の名曲。なかなかスケールの大きな曲ですぜ。もうちょっと大仰にも作れただろうけど、結構あっさり作ってある。
4.眼鏡越しの空
  これもかなり人気の高い曲。このメロディーを鼻歌感覚で作ってるならそれはそれで凄い才能である。
5.月光
  9分を越す大作。これは結構大仰に作ってある。カウンターメロディーがはいってくるところなどなかなかいいですぜ。

そういうわけで、オーナーさんを困らせてもしょうがないので5曲くらいにしておこう(笑)
ブログでfxさんがおっしゃっていた<人のよいあざとさ>という評価はかなりいい線をついているというか、痛いところをついてくるなあ、と思う。確かにそういうところは多々見られるし、商業戦略的なものも結構あざとい。
よせばいいのに英語で歌ってアメリカで発売し執拗にツアーに出かける、というのも挑戦というより、これだけ才能あるんだからアメリカでも成功しないわけがない、というところもあるのではないか、という気さえする。
わざわざ外国からミュージシャンを連れてくるのもこちらとしてはどうでもいい。
ただ、彼らの紡ぎ出すメロディーラインはやはり唯一なもの。鼻歌と批判されているけど、あの縦横無尽さは真似できないでしょうな。しかもオーナーさんが白状している通り、カラオケではかなり難しいのだ。ここが彼らたる所以であるのだな。
どうです、オーナーさん。見繕って送りましょうか?(笑)



MFCオーナーの感想
いまちさん、いつも投稿ありがとうございます。
さて、今回はいつもと違いまして、挑戦状を突きつけられた格好となりまして(笑)、身から出た錆と言えばそれまでですが、ネタはドリカムなんであります。はぁ困った(爆)
という訳で、ドリカムの楽曲は素人レベルだ、という僕の発言に対し、その偏見を改めさせるべく、いまちさんが推奨するドリカムの名曲を挙げて下さった訳でして、となると是非聴いてみたいもんだ、ってな次第で、影でこっそりいまちさんにお願いして、上記5曲を送って貰いました(自分でレンタルに行かないのが、なんともセコいというか、ヘンに意地になってるというか)。それらを聴いてみての感想などを述べさせて頂こうと思います。
あ、その前に面倒なので先に言っておきます。悪くはありませんでした(笑)

1.未来を旅するハーモニー
これは意外ですねぇ。非常にオーソドックスで、いかにも合唱曲(それもNHKの)という感じでいいと思います。依頼に応えて、こういうのを作っちゃうのは、確かに凄い。
2.あの夏の花火
イントロで「おおっ!」と思いましたが、歌に入るとガラリと雰囲気変わって残念(笑) Bメロの後半部で得意の意表をつくコード進行が出てきますね。そんなに違和感はありませんけど。歌詞はよくあるタイプ。
3.時間旅行
これはいいんじゃないですか。イントロから歌に入る部分でちょっと雰囲気変わりますが、それもまぁいい感じかな、と。こういうパターン多いんですか、ドリカムって? コード進行も予想外な箇所がありますが、許容範囲です(笑)
4.眼鏡越しの空
これはかなりドリカムのイメージです。良し悪しは別として正に鼻歌感覚のメロディーですね。こちらは成功してる方と思いますが。こんな歌詞の曲がユーミンにもあったような。
5.月光
正直な所、好き嫌いは別として、一番メロディーが入ってきたのがこの曲でした。ひとつのメロディーを延々と繰り返すことにより、聴いてるうちに曲に引き込まれていくというパターンで、AメロだのBメロだのと、あれこれこねくり回すより、ずっと効果的な作り方だと思います。ただ、この曲に関してはアレンジがうるさいです。吉田美和の歌唱力だけで、最後まで引っ張っていけたはず。

ま、誰それが嫌い、という場合、全曲聴いてから嫌いだと言う人は少ない訳で、好きになるも嫌いになるも最初は一曲聴く事から始める訳ですね。そこで気に入れば続けて聴いていくし、気に入らなければ止まってしまう。しかも、最初の一曲とは普通シングルなどの有名曲であるはずで、そう考えると、ドリカム嫌いだという僕は、いわばドリカムのメジャーなイメージを嫌っているという事になり、その偏見を解くにはあまりドリカムらしくない、言うなれば変わったタイプの曲を聴かせざるを得ないのです。が、今回の5曲(1.はかなり違うと思いますが)は、マイナー曲などではなく、ファンにも人気の高い曲だという事で、ドリカム案外やるなぁ、という気になりました。という事は、俎上に上げた「晴れたらいいね」をはじめとするシングル曲より、それ以外の方がいいよ、という事なんですかね?(笑)
てな次第で、トリカムに対する「楽曲が素人レベル」という偏見は「素人レベルでない曲もある」という風に改めさせて頂きたいと思います(笑) 確かに、少し見る目が変わりました。けど、これからドリカム聴いてみよう、とまではいきませんでした。申し訳ないです。やはり相性は良くないようです(爆)


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