みんなの名盤

投稿No.051 MFCオーナーの

自分勝手なROCK SHOW《オーナー編》

メディアが異様に発達した21世紀とは違い、前世紀それも70年代のロック少年少女たちが、直接コンサートに行かずして憧れのアーティストの生演奏を体験するには、ライブ・アルバムを聴くしかなかった。「実況録音盤」という言葉には、コンサートの模様を収録したアルバム、という以上に大きな意味があったのだ。2枚組だと尚良し。一枚だと物足りないし、3枚だとティーエイジャーには高価過ぎて、おいそれと手が出せない。ゆえに、2枚組ライブ・アルバムというメディアは、今では想像もつかない程の輝きを放っていた。

いまちさん、喜楽院さん、ニセリッチーさんに続く「自分勝手なROCK SHOW」のオーナー編は、その2枚組ライブ・アルバムのフォーマットに則り、夢のライブを再現してしまおうというものである(笑)

例によって、ジャンル不問・バンド編成不問・国籍不問、という事でいかせて頂く。が、どの曲もドラムはMFCオーナーを措定して貰って、全く構いません(爆)

SE〜Over The Rainbow〜Kill The King/Rainbow
名作ライブ・アルバム数あれど、このオープニングほどカッコいいライブ・アルバムは、他にはないと断言する。バンドが騒々しく「Over Thr Rainbow」を奏で、一瞬の静寂の後に聞こえてくるギターリフから「Kill The King」になだれ込んでいく様は、40を過ぎたロック中年の胸を今でも熱くする。ライブ・アルバム・オープニング大賞は、これで絶対決まりなのだ(爆)

Sweettalker/Whitesnake
オープニングの興奮と喧噪が冷めやらぬうちに、間髪入れずあのツイン・ギターのイントロが...これでさらに興奮せん人は、ロック聴くの止めた方がいいと言わんばかりの、怒濤のハードロック大会なのである(笑)

Line Of Fire/Journey
さらに間髪入れずに畳み掛けていくのである。この勢いとノリ、正にライブ向きの一曲と思うよ。途中の爆音はひたすらデカく決めたい(笑)

Kid Charlemagne(滅びゆく英雄)/Steely Dan
怒濤のハードロック攻めも、あんまり続いては体力がもたん(爆)という訳で、MCのあとガラッと雰囲気を変えて、フュージョン的アプローチも聴かれるこの曲で、クールに熱く迫るのだ。

Liquid Fingers/渡辺香津美
前曲の雰囲気をさらに拡大し、ここで爽やかなインストをひとつ。流麗なギターをお楽しみ頂きたいが、リズムセクションは軽やかだけど、あくまで観客を“攻める”のだ。ここまでA面。

Solsbury Hill/Peter Gabriel
さてB面はアコースティックに迫るのだ。で、意外というか何というかこの曲。うっとりと酔いしれる観客の姿が目に浮かぶような名曲である。

Ventura Highway/America
アコギを使うなら一曲くらい爽やかなのも披露しなければ(おいおい、前曲は爽やかじゃないのかね?)。アメリカだと「名前のない馬」「金色の髪の少女」など名曲がたくさんあって、どれも捨てがたいのだが、時間の関係でアルバムには収録されなかった可能性もあり(爆)

Amoreena(過ぎし日のアモリーナ)/Elton John
ここでピアノにも活躍して貰うのだ。実にエルトンらしい、ピアノ弾き語りって言ったってバラードでなく、ロックの息吹きも感じられるこの曲、アコースティックコーナーにはぴったりと思う。そう、僕は椅子に座ってただアコギをジャカジャカやるだけのアンプラグドは大嫌いなのだ(笑)

Spread Your Wings(永遠の翼)/Queen
クイーンはここで登場(笑)アコギ2本で「恋のゆくえ」という手もあるが、ピアノ繋がりでこの曲。手を左右に揺らしながら熱唱すれば、涙が溢れてきます。いえ、フレディを思い出して、というより、キーが高すぎるから、という説も(爆)

Over The Hills And Far Away(丘のむこうに)/Led Zeppelin
まだまだアコースティックが続くぞ、と思わせていきなりこの展開(爆)途中からはハードロックだもんね。しばらく押さえ気味だったバンドも、ここで炸裂(笑)

Hunting Girl(女狩人)/Jethro Tull
ここからはC面。なにやら不穏な雰囲気の中始まるのは、超絶技巧と変拍子ビシバシのこの曲。とにかくカッコいいんだからぁ。観客は圧倒されつつも、次の展開に期待は高まる?!

一触即発/四人囃子
はっきり言って本日のメイン・イベントでありハイライトである。静と動の対比も素晴らしいこの曲、日本のプログレ界が誇る名曲であり名演なのである。観客はひたすら演奏に埋没して聴き入る事で、感動と興奮をステージと共有するのだ。なんと素晴らしいことか(笑)

Ballroom Blitz(ロックンロールに恋狂い)/Sweet
さて、怒濤のプログレ大会(それにしちゃ少ない?)で圧倒した後は、ヒットパレードなのだ(誰の?)。あ、ここからD面です(笑) 実はここで「Fox On The Run」をかます予定だったが、喜楽院さんと被ったので、こっちにした(笑) こちらも盛り上がり必至よ。

Go Your Own Way/Fleetwood Mac
イントロのギターのカッティングからドラムがなだれ込んでくるあたりで、皆さん制御が効かなくなるでしょう(笑)

Feels Like The First Time(衝撃のファースト・タイム)/Foreigner
なんつったってこれ。本編最後はこれしかないのである(強引)。サビは一緒に歌いましょう。そして感動のフィナーレへ。Open up the door!!!

〜アンコール(どうもありがとう)
We're An American Band/Grand Funk
アンコールを求める拍手とシンクロするかのように鳴り出すカウベル。そしてあのイントロが始まると、正に興奮のるつぼと言っていいでしょう。この曲冗談抜きで盛り上がります。アマチュアバンドのライブでさえ、この曲やるとあれだけ盛り上がるんだから、本家だったらそりゃもう...

Faithia/フェンス・オブ・ディフェンス
大盛り上がりのあとにやや意外な、しかし感動的な名曲。あの時の少女に戻って、皆さん高らかに歌いましょう。♪Faithia、言葉じゃない、この想い伝えるのは...

スローなブギにしてくれ(I Want You)/南佳孝
バンドが引っ込んだ後、赤くなるまで手を叩き続けて、もうないのかな、と思った時にステージが明るくなり、リラックスした雰囲気でこの曲。いいなぁ、こういう感じ(笑)余韻に浸りつつ、クールダウンして家路について下さい。

〜客出し。
A Summer Place/Percy Faith
客席が明るくなり、帰り支度を始める場内に流れるイージーリスニングのスタンダード。譲り合いつつ出口へ向かいましょう。なんか「ジェット・ストリーム」ぽいかな(笑)

≪終了≫

はっと興奮から冷めると、無言でターンテーブルが回転しているのに気づき、ぼんやりと針を戻すのでした。自動のヤツが欲しいなぁ(爆)



MFCオーナーの感想
ついにアップしてしまいました、「自分勝手なROCK SHOW」オーナー編。如何でしたでしょうか? 既にいまちさん、喜楽院さん、ニセリッチーさんのをご覧になってる訳で、このお三方と比較すると、やっぱり分が悪い(笑) ま、こちらも脳内再生で楽しんでやって下さいませ(爆)
他にも、同テーマでの投稿お待ちしております(当分ネタに困らないかも...爆)


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