みんなの名盤

投稿No.050 ニセリッチーさんの

自分勝手なROCK SHOW
−コージー・パウエル・トリビュート・ライブ−

ある年の4月5日…、この日だけ地上に戻ることを許されたコージーを囲む一夜だけのライヴ・ショウ。
会場はRAINBOWとWHITESNAKEにとって思い出の場所、イギリスはキャッスル・ドゥニントンで。

「Over The Rainbow」(リッチー・ブラックモア独奏版)〜
「Walking In The Shadow Of The Blues」(WHITESNAKE)
あのドロシー嬢の有名な台詞「We Must Be Over The Rainbow…」とともに現れるリッチー・ブラックモア。
会場のボルテージが初手から最高潮に達したのを尻目にワンフレーズ弾いただけで謎の笑顔を残し引っ込む御大。
一瞬間を置いてはじまったのは、スタジオ版よりテンポの速いライヴ版でのWHITESNAKEの演奏。
ここでの白蛇は、デビカヴァ、サイクシー、ニール、コージー、ロード大先生の最強ラインナップだ!

「Crying In The Rain」(WHITESNAKE)
そのまま白蛇でもう1曲。
サイクシーとコージー在籍時のライヴでは、この曲も既にほぼ「白蛇の紋章」ヴァージョンが出来上がっていました。
もちろん、ここでも派手目のそっちで(^^)

「Only The Blues」(DONOVAN)
WHITESNAKEが退場すると、アコギを抱えたドノヴァンが、クライヴ・チェアマンとマックス・ミドルトンを随えて登場。
1曲だけでドノヴァンが引っ込むと、当然あのギター・ヒーローが登場する!

「Situation」〜「New Ways」〜「Train Train」〜「Highways」〜
「Definitely Maybe」(JEFF BECK GROUP)
イントロのベースに引っ張られるように、ジェフ・ベックがボブ・テンチを随えて登場!
長い長〜いメドレーの後は、コージーの叩く「Icecream Cakes」のドラムにあわせて皆さん笑顔でご退場。

「16th Century Greensleeves」(RAINBOW)〜
「Touch And Go」(EMERSON,LAKE & POWELL)
御大、キース、グレッグ、コージー、ロニーの混成チームでのバトル第1弾は「グリーン・スリーヴス」。
「Mars, The Bringer Of War」(EMERSON,LAKE & POWELL)〜「Eyes Of The World」(RAINBOW)
ロニーとグラハムがスイッチして、今度は「火星」対決。
キースとリッチーのバトルは、まさに神々の戦いの様相!

「Killer」(Cozy Powell)
ここでゲイリー・ムーア、ジャック・ブルース、ドン・エイリーを迎えてのインスト・タイム。
しかしいきなり緊張感溢れるこれで始めるところがコージーらしい。

MEDLEY「Dance With The Devil」〜「The Rattler」〜「Sunset」〜
「The Blister」〜「The loner」(Cozy Powell)
と、さっきのメンバーでコージーのソロ盤からのインストが続く。

「The Messiah Will Come Again」(Gary Moore)
ここでは、ゲイリーではなく、お師匠さんのピーター・グリーンがブルージーに咽び泣いてみせる。

「Doctor Doctor」(MSG)
もちろんUFOの名曲ではあるけれども、ここではあの静かで叙情的なあのイントロに続いてMSGが登場する。
当然ヴォーカルはゲイリーだ!

「Looking For Love」(MSG)
シェンカーが脱走する暇もなく、MSGは2曲で退場となる(爆)
エンディングのシェンカーとコージーのバトルは絶頂もの!

「Baptizm Of Fire」(Glenn Tipton)〜「Resurrection」〜
「We Will Rock You」(Brian May)〜「The Law Maker」(BLACK SABBATH)
今度も混成チーム。
グレン、ビリー・シーン、ジェフ・ニコルス、ブライアン、アイオミ、トニー・マーティンというラインナップだ。

「When Death Calls」(BLACK SABBATH)
今度はニール・マーレイ再登場で、「Tyr」時のSABBATHが再結集。
アイオミと居残ったブライアンのツイン・ギターでアルバムでのこの曲を再現。

「All We Are」(WARLOCK)〜「Long Live Rock'N'Roll」〜
「All Night Long」(RAINBOW)〜「Take Me Back」(CINDERELLA)
ロニーとグラハムが客を煽りまくる!
ドロ・ペッシュだって負けていないぞ!
最後は、トム・キーファーがのせるだけのせて締める。

「Gates Of Babylon」(RAINBOW)
RAINBOWにイングヴェイ・マルムスティーンが飛び入り!
憧れの三頭体制≠前に、控えめなイングヴェイがいじらしい(笑)
RAINBOWでは一度もライヴで演奏されなかった曲でもある。

「Stargazer」〜「A Light In The Black」(RAINBOW)
そして待ってました!
何もいうことはありません。
イントロのドラムと共に失神するお客さん続出!
ここで一旦、全員ステージから引っ込む。

「Love Ain't No Stranger」(WHITESNAKE)
ここからアンコール第1部。
ややポップに攻めたい。

「Your Love Is Like The Sun」(Colin Blunstone)〜
「Let The Wild Run Free」(FORCEFIELD)
コージーがこういうポップな曲でも叩いていたことを思い出して欲しいところ。
FORCEFIELDのこの曲はライターがラス・バラード、唄うのは盟友グラハム・ボネットだ。

「Song For Al」(Don Airey)
「K2」収録のこの鎮魂歌でアンコール第1部は終了。
クリス・トンプソンの絶唱と、天高く泣き続けるゲイリー・ムーアのギターに涙するお客さんも多いはずだ。

「Armed And Ready」(MSG)
逃げなかった(爆)シェンカーが再び登場。
ここからアンコール第2部。
今度はハードに攻めたい。

「Slide It In」(WHITESNAKE)〜「Man On The Silver Mountain」(RAINBOW)
この辺りまで来ると、ウズウズして待っていられないミュージシャン仲間たちが平気でステージに上がってくる。
それを見て、ちょっと御大不機嫌そうだが、コージーの手前グッと堪えている(爆)

「Lost In Hollywood」〜「Drum Solo(1812)」〜「Still I'm Sad」(RAINBOW)
最後の最後でコージー本当のソロ・タイム炸裂!
盟友グラハム20余年ぶりの「コージー・パウエル!」コールに送られて、英雄の魂は再び天へと還っていく…。
アンコール第2部終了。

「Soldier Of Fortune」(Blackmore & Coverdale)
歓声、怒号、絶叫、号泣…。
さまざまなものが渦巻く大観衆は帰ろうとしない。
ここで御大とカヴァディールが二人だけで登場。
WHITESNAKEのライヴでも演っていたこの曲で静かに狂熱の一夜を締めくくる。
私達は、コージー・パウエルと同じ時代にいられただけで「幸運な兵士」だったのだ…。


※このライヴの客出しにはWHITESNAKEの「We Wish You Well」が最適でしょう。


以上でございます<(_ _)>
実現したら…一晩では収まりきらないんじゃ…(汗)



MFCオーナーの感想
久々のニセリッチーさんの投稿は、「自分勝手なROCK SHOW」でした。ありがとうございます。コージー・パウエル・トリビュート、というのはいいとこ突いてますね。こういうのは考えつきませんでしたよ(笑)
こうして見ると、コージーも色々な人とやってたんだなぁ、と改めて思いました。反面、どこかしらで人が繋がっているようで、英国音楽業界の恐ろしさも垣間見た気がします(意味不明)
ま、例によって、うだうだ言いませんので(笑)、今回も脳内再生してお楽しみ下さい。ただ、白蛇に関しては、僕はデビカバ、ムーディ、マースデン、ロード、ペイス、マーレイこそが最強ラインナップと思ってますが(笑)
で、ニセリッチーさん、次の布教CDの内容はこれで決まりですね(笑) 僕にも一枚下さい(爆)


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