今回のネタに使ったものは全て現在では使われておりません。 「After Bathing At Baxters/ヒッピーの主張」ジェファーソン・エアプレーン 今の若い人にヒッピーなんて言っても宇宙語ぐらいにしか聞こえないだろう。(笑) 60年代音楽を語る時に 欠かせない「ヒッピー」は60年代の終焉と共に消えていった。内容はズバリ大当たりでしょう。 (丸尾君風で・笑) JAの最高傑作に異論はないかと思われる。(?) ジャケも日本独自のもので是非持っていたいところ。 (残念ながら持ってません・涙) 「Crown Of Creation/忠臣蔵」ジェファーソン・エアプレーン ちゅ、ちゅうしんぐらぁ? と我々日本人ならば興味を持たずにいられないこの作品はまたまたJAの作品で しかもジャケにも問題アリ。広島に落とされた原爆のキノコ雲を使っているのである。悪くない作品だが、 マーティ・バリンの力が弱くなっていることが感じられ、ファンには不安な作品ととれるかも。 個人的には「Chusingura」なるお遊び曲が不思議な雰囲気を出していてグッときます。(笑) 「The Rise And Fall Of Ziggy Stardust And Spiders From Mars/ 屈折する星の上昇と下降そして火星から来た蜘蛛の群れ」 デヴィッド・ボウイ グラム・ロックの代表的作品に当時はこんな長ったらしい邦題が付いていたとは驚きである。 まぁ、原題も考えたら長いのでよくよく考えるとそれほど不思議なことでもないのだが。(笑) 内容は文句なしの大当たりで、ロック・ファンならば必聴の1枚であろう。 「Are You Experienced/サイケデリック・ジミ・ヘンドリックス」 ジミ・ヘンドリックス え゛? ジミヘンってサイケなのか? 当時はアート・ロックなどと呼ばれていたようだが、実は私はかの有名な モンタレー・ポップ・フェスティバルの「Wild Thing」のギターを燃やすパフォーマンスの映像を初めて見た 中学生の頃は少なくともジミヘンはサイケだと思っていた。(笑) 本作は米ビルボード誌でロック勢としては初めて年間ランキング1位になった記念碑的作品であり、 ロック・ファンにとっては悪い作品のハズがない。情報不足がモロに出たいい例であろう。(笑) 「Roger The Engineer/サイケデリックのエース」ヤードバーズ ジェフ・ベック時代のヤードバーズにこんな邦題の付いた作品があるとはまたまた驚きである。(笑) 確かにそれっぽい曲もあることはあるのだが。(笑) 内容は文句なしのヤードバーズの最高傑作だと 断言できる。ベック・ファンならば聴くべし。 |
MFCオーナーの感想 |
イアラさん、投稿ありがとうございます。今回は2つ頂いたのですが、勿体ないので小出しにしていきます(笑)続きは明日ね(爆) いやいや、きましたねぇ、「ナイスな邦題」、るのポリさんとこの「やりたい邦題」を思い出す(爆) なんてったって、邦題も洋楽ファンにとっては楽しみのひとつですからね。唸ってしまうような名邦題もあれば、笑ってしまう迷邦題、はたまた???の珍邦題、色々種類はありますけど、担当者のセンスやレコード会社の熱意、発売当時の世相や風俗、アーティストに対するイメージ等々、バカにする人もいますが、邦題には実に深い意味が込められているのです。昔のアルバムがCD化されて再発される際、かつての邦題を止めて原題表記にしてしまう事が多いですが、実に残念ですね。『怪奇骨董音楽箱』が『ナースリー・クライム』では、カリスマ性が薄れてしまいます(笑) 邦題を舐めちゃいけません。 今回セレクトされた5枚は、タイトルはともかく、現在でも高い評価を受けているアルバムばかり。割と入手もしやすいと思います。初めて聴く人も、発売当時の邦題を思い浮かべながら、何故こんなタイトルが付けられたのかに思いを馳せてみましょう。きっと、今まで見えてこなかった何かが見えてくるはずです(爆) 余談ですが、ジェフ・ベックの『Blow By Blow』は1975年の発売当初『ギター殺人者の凱旋』という、凄い邦題が付いていましたよね。もちろん、今では使われていませんが。あと、名(迷)邦題といえば思い出すのが、『少年易老学難成』『ジャズ+クラシック/ロック≒ナイス』ですねぇ。正にナイスな邦題(爆)こりゃ確かに聴いてみたくなります(聴いてないけど...自爆) |