みんなの名盤

投稿No.017 fxhud402さんの

ひょっとしたらルーツかも知れない音楽達

キダ・タロー「浪花のモーツァルト キダ・タローのすべて」
物心ついた頃にこの人の音楽に出会っていなければ、音楽好きにはなっていなかったと思う。少なくとも、
ポンキッキで流れていたプリーズ・プリーズ・ミーでは無理どころか逆効果だった。

エイジア「時へのロマン」
小学生の頃、朗々とした歌声とTV漫画の曲みたいなキーボードに図らずも心をキャッチアップされる。

サミー・ディヴィスJr.「Mr.ボージャングルス」
TV中継された最後の来日公演をエアチェックしたテープとは、どこに行くにも一緒だった。

FLEX「COLD BLOOD」
初めて買った邦楽のCD。キャミオのようなエレクトロファンク。すでにアナログの時代ではなかった。

ジャン=ジャック・ゴールドマン「JJG〜グレーの世界」
初めて買った洋楽のCD。この人の音楽は僕にとって家族のようなものだ。

3ムスタファズ3「スープ・オブ・ザ・センチュリー」
15ヶ国語を操る謎の面白音楽集団。彼らやJJGによって、いかに日頃英語圏で流行っている音楽だけを
「洋楽」と信じ込まされて来たのかを思い知らされる。

河合その子「Dancin' in the light」
この人のシンガー・ソングライターとしての力に、本気で期待していた時期があった。今もそうなのかも
知れない。

明日香「ブルー・ララバイ」
相曽晴日「At the chiniese restaurant」
ある人にとってはペット・サウンズ、ある人にとってはビッグ・ピンク。そしてまた別の人にとっては
ヘリオン〜エレクトリック・アイ。そして僕にとってはこの二曲。犯さない、ましてや犯せない、
一部の隙もない世界がここにある。

フルーツケーキ「フルーツケーキ2」
このアーティストを知る人は少ない。しかし、彼らの音楽は僕を含めたある世代の人たちにとっては
アンセムである。BGMとして流れるだけでけして聴かれることのない音楽に宿る、魂なき魂、
力無きものの力。

DR.HOOK「BETTER LOVE NEXT TIME」
遠い遠い記憶の中に、この曲のイントロのギターは、寸分違わず残っていた。「A LITTLE BIT MORE」の
サビもそうだ。彼らのCDを聴いた時のような、切れた時間の輪がつながるような感覚が欲しくて、
70年代の音源を聴き漁っているのだと思う。



MFCオーナーの感想
fxhud402さん、投稿ありがとうございました。
それにしても、非常に意表をついたセレクションですね(笑)。不勉強ながら僕はほとんど聴いたことない
ものばかりです。fxhud402さんは、掲示板の書き込みを見ていても大変ユニーク(月並みに表現で
申し訳ない)な感性の持ち主である事は分かっているつもりでしたが、今回のセレクションにはやられました
(笑)これからfxhud402さんを“ツワモノ”と呼ばせて頂きます(爆)
ただ、誰しも現在好んでいる音楽に行き着くまでに、色々な音楽を通過していると思うので、
そういう意味では根っこにキダ・タローがあっても驚く事ではないのでしょう。むしろ、そういう環境で
育った事を誇ってもいいかも。
河合その子・・・このアルバムは持ってます。確かに彼女の自作曲は、バカに出来ないレベルに
達していると思います。将来を期待させるものがありました。結局、“元おニャン子”という呪縛から
最後まで抜け出せなかったのが、彼女の最大の不幸だったのでしょうか。中途半端な形で引退して
しまったのが残念です。
DR.HOOK・・・彼らのヒット曲はいくつか覚えています。この曲の他「Sharing The Night Together」とか
「When You're In Love With A Beautiful Woman」とか、今でも耳にするとたちまちあの頃へフラッシュバック
するような感覚が、確かに彼らの曲にはあります(もっとも、耳にする機会は非常に稀ですが)。
懐かしさ、とは違う何か。もしかしたら、あの当時の空気を一番体現しているのがドクター・フックなの
かもしれませんね。彼らのようなバンドがヒットを飛ばしていた70年代終盤、ほんとにいい時代だったと、
オジサンは思うのです(爆)


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